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診療科一覧

整形外科

スタッフ紹介

外来診察医予定表

診療?業務内容

診療方針

整形外科20180515

 救急医療の場では欠かせない骨折や脊髄損傷、QOL(生活の質)の向上に伴い多様化しつづけるスポーツ障害、高齢化に伴い増え続ける運動器障害。整形外科疾患の分野は拡大し続けています。「国民生活基礎調査の概況」でも、男女とも腰痛?肩こり?手足の関節痛などの四肢?体幹の整形外科関連の愁訴が圧倒的に多く、整形外科領域の疾病の重要性が伺われます。

 整形外科は、四肢、脊椎を含んだ運動器の広汎な範囲を包括する診療科です。脊椎?脊髄疾患、リウマチ性疾患、末梢神経障害、上肢の疾患、変形性関節症などの退行性関節疾患、スポーツ外傷?障害、骨軟部腫瘍、骨折?脱臼などの外傷性疾患の保存的および外科的治療を行う運動器の総合診療科です。

 WHOは、21世紀の初頭を「骨?関節の10年」として骨?関節疾患の予防?治療が全世界的に重要であると活動を展開しています。我が国でも高齢社会を迎えてQOLの向上に関心が寄せられています。私たちの診療科では、診療においては患者さんの立場と心をよく理解し、一人でも多くの方の機能の回復が得られるように努めております。

 当科では、過去40年にわたる実績のあるリウマチ性疾患に対する外科的治療(人工関節、滑膜切除、関節変形の矯正など)の活動を温存しつつ、骨?軟骨移植術、関節鏡手術にもその活動域を拡大しています。また、スポーツ外傷性疾患や関節疾患、脊椎疾患などの増加による需要に対応するため、それぞれの分野に十分な技量を持った専門医を配置しています。

 総手術件数では、令和5年(2023年)は878件にのぼります。特に関節鏡手術、人工関節の手術数が多く、令和5年には82件の関節鏡手術、229件の人工関節手術、130件の脊椎外科手術が実施されています。関節疾患、骨軟部腫瘍、脊椎疾患、肩関節?スポーツ疾患が主な症例です。

専門分野?特に高度な領域

スポーツ傷害外来

 骨軟骨移植術(モザイク形成術)や鏡視下十字靭帯再建をはじめ、関節鏡を用いた小侵襲治療を数多く手がけています。早期のスポーツや社会復帰を可能にしています。

関節外科外来

関節外科外来

 変形性関節症を中心に患者さんに適した治療法(保存療法?手術療法)の提供を行っています。関節鏡手術や人工関節手術を主としています。

リウマチ外来

 薬物療法において、生物学的製剤を含めた治療法の提供を行っています。高度に破壊?変形した関節に対して、人工関節を用いた再建を多く行っています。

脊椎外来

脊椎外来

 高度に変形した症例を始め、広範な脊椎疾患の手術療法を手がけています。特に高度な技術を要する上位頸椎固定術は本院で導入された3Dナビゲーションシステムでの手術を実現しています。

肩?肘関節外科外来

 腱板断裂や反復性脱臼に対する一般的な鏡視下手術をはじめ、修復不可能な広範囲腱板断裂には広背筋移行術や鏡視下パッチ形成術、上方関節包形成術、リバース型人工肩関節置換術を行っています。

手外科?腫瘍再建外科外来

 腫瘍切除、化学療法、放射線療法など一連の腫瘍外科治療を行っています。腫瘍摘出後には、顕微鏡手術技術を駆使した高度な技術を要する腫瘍摘出後再建術を実施しています。その他、腕神経叢損傷の神経再建?機能再建、末梢神経障害に対する小侵襲手術や機能再建などを手がけています。

最近の話題

 従来治療が困難とされてきた関節軟骨損傷に対する軟骨移植術(モザイク形成術)は、多くの症例を手がけております。 腱板がなくても肩拳上が可能なリバース人工関節置換術の認可が平成25年4月に本邦で初めて下りた事は、人工肩関節を要する患者さんにとって画期的なニュースでした。当院および関連施設ではこの手術を導入しています。

 変形性膝関節症に対しては、出血量も少なく、術後に深い屈曲が可能な人工関節手術を行っています。その結果、術後の痛みの軽減や早期のリハビリテーションが可能になっています。

 脊椎圧迫骨折後の高度変形や脊椎変形、側背を伴った高度脊椎変形に対し、脊椎骨切りと脊椎インスツルメンテーションを併用した手術を行っています。また、ナビゲーション技術を利用した脊椎手術を導入しています。

特に紹介を受けたい対象疾患

  • スポーツ傷害(膝半月?靭帯損傷、投球肩)
  • 変形性関節症および関節軟骨損傷:軟骨移植や低侵襲人工関節手術症例
  • 関節リウマチ
  • 脊柱管狭窄症
  • 頚椎症、リウマチ性脊椎炎
  • 反復性肩関節脱臼、投球障害肩(SLAP障害)
  • 高度変形性肩関節症、広範囲肩腱板断裂
 

診療実績

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臨床研究

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