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SH I GA I DA I NEWS v o l . 2 3
後に続く若い研究者のために
臨床? 教育と研究の両立を目指して
谷川
これまで伺って、 学生にも皆さんの
お話はとても興味深いのではないかと思い
ます。
村木
最近の学生はやる気がありますし、
意識もすごく高いと思います。 女子学生も
前向きの人が多いと思います。
尾松
研修医についてはいかがでしょうか。
村木
入局者が減っていて、 今年は2人し
かいませんでした。 いかに入局者を増や
か考えていますが、 全国的にも減ってきて
います。 臨床研修では、 眼科は必須でないの
で、 研修医に接する機会が減っているため
ではないか
尾松
業務が忙しい
ことも難しいです
村木
確かに指導する時間
ね。 手術指導も仕事が終
ます。 手術では顕微鏡を使
は豚の眼を使って顕微鏡下で白
や縫合する練習をしてもらいます
尾松
麻酔科ではどうされているのですか。
小嶋
私達もやはり日々の業務が忙しく、
指導に時間をとる に苦労し います。 麻
酔で最も重要な手技の一つである気管内挿
管は、 まず教育用マネキンを使って十分訓
練してもらってから、 臨床で行います。 その
場合も私達が付いて指導します。 教育用マ
ネキンは、 薬を入れると麻酔がかかり、 血圧
や心拍数なども変化するような、 臨床をシ
ミュレーションできる高機能のものを用い
ています。
尾松
森本先生はいかがですか。
森本
講義や実習など教育で学生と関わる
ことがほとんどですが、 大学院に関心のあ
る学生は私が学生の頃より多いのではと感
じています。
尾松
近年、 疫学研究に限らず、 論文におい
て統計が非常に重要になってきていますね。
森本
統計の勉強は時間をかけるようにし
ています。 いろいろな統計解析手法が開発
されてい 、 経年的なデータの解析も行い
やすくなっています。