0
              
            
            
              
                50
              
            
            
              
                100
              
            
            
              
                150
              
            
            
              
                200
              
            
            
              
                250
              
            
            
              39
            
            
              115
            
            
              33
            
            
              90
            
            
              48
            
            
              132
            
            
              53
            
            
              122
            
            
              84
            
            
              140
            
            
              H18年度 H19年度
            
            
              卒業後
            
            
              在学中
            
            
              H20年度 H21年度 H22年度
            
            
              
                H18-22年度の全大学ECFMG受験者数の推移
              
            
            
              (出典)国立大学医学部長会議 医学英語教育に関するアンケート
            
            
              ECFMG:Educational Commission for Foreign Medical Graduates
            
            
                  米国外の医学部卒業生に対して、米国医師国家試験の受験資格を審査する団体
            
            
              4
            
            
              に示す通りで
            
            
              57%で最も多く
            
            
              ます。 (ⅳ) 評価方法につ
            
            
              レポート、 学習履歴など
            
            
              クな取り組みとして、 TOE
            
            
              験を課している大学がそれぞれ
            
            
              学では、 医学科3年、 看護学科1年
            
            
              FLの受験を課し、 今年から医学科1
            
            
              学科3年にも受験を課して在学中の英語力
            
            
              します。 (ⅴ) 各大学の工夫については、 医 で英語を学
            
            
              ための準備教育が必要で、 医学英語基礎コースの
            
            
              e-learning
            
            
              教材を導入したり、 基礎医学、 臨床医学
            
            
              の講義に英語のビデオ教材を導入し、 また少人数で
            
            
              医学論文を読解する指導を行っているところもあり
            
            
              ます。 (ⅵ) 基礎医学、 臨床医学を問わず、 英語で試験を行
            
            
              っているかについては、 行っているが
            
            
              13校 (
            
            
              16%) 、 行っ
            
            
              ていないが
            
            
              67校 (
            
            
              84%) でした。 問題形式は、
            
            
              multiple
            
            
              choice
            
            
              が多く、 それは、 解剖学、 生理学で多く、 専門
            
            
              科目にお ても一部導入されていました。 その成果に
            
            
              ついては、 英語で試験を行っている
            
            
              13大学中、 非常に
            
            
              効果ありが2校、 ある程度が6校で、 合わせて8校、
            
            
              61%が効果ありと判断していました。
            
            
              ECFMG受験者は、 図3に示すように、 平成
            
            
              18
            
            
              ~
            
            
              21年度まで100名台でしたが、 平成
            
            
              22年度は
            
            
              20
            
            
              0台を超えています。 平均1大学あたり、 3.
            
            
              2
            
            
              7
            
            
              人/年で、 そのうち在学者数は1.
            
            
              03
            
            
              人/年でした。
            
            
              合格者数は、
            
            
              ECFMG  Annual Report
            
            
              (2010) によ
            
            
              ると、
            
            
              69名で、
            
            
              全合格者数9,
            
            
              399名中0.
            
            
              7%でした。
            
            
              
                2. グローバル化に対応する医学教育の課題
              
            
            
              わが国の医学部?医科大学において、 教育における
            
            
              質の向上の観点から、 参加型臨床実習の充実を基本
            
            
              としたカリキュラムの再編が求められています。 また、
            
            
              国際化に対応するため、 医学英語をどのように取り
            
            
              入れるのかが課題となっています。 医学英語に関する
            
            
              アンケートから現状をみると 医学英語を単位化し、
            
            
              授業時間数が多い大学においても、 教員はほとんど
            
            
              医療人の併任によるもので、 英語が母国語の医療人
            
            
              はわずか数名です。 また、 学内の定期試験においても
            
            
              図3
            
            
              SH I GA I DA I NEWS v o l . 2 2