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SUMS プロジェクトによる海外研修を終えて
ては、 現 地でお手伝い
クセプトされま
服部
これから論文になる
すね。
臨床の技術を活かしながら
基礎研究に従事
服部
澤田先生はアメリカオハイオ州の
ケースウェスタンリザーブ大学に、 1年間
行かれましたね。
澤田
その後、 休職して、 もう1年研究させ
ていただきました。
服部
この大学に行かれた理由は。
澤田
薬理学の講座に、 クリストフ ?パル
チェウスキーという、 光を感じてそれを電
気信号に変えるといったレチノイドサイク
ルにおいて重要なタンパク質であるロドプ
シンを研究されている先生がいます。 その
ラボで
10年位前から研究している日本人の
眼科医がいて、 最近独立してラボを持つと
いうことで、 その手伝いをしてくれる日本
人の眼科医を探し いました。 その話が大
路正人教授のところに来て、 行ってみたらど
うかと勧めていただいたのがきっかけです。
服部
テーマは臨床よりむしろ研究ですか
澤田
そうですね、 むこうでは臨床より基礎研
究がメインとなりましたが、 マウスを使って、
SLO (
Scanning Laser Ophthalmoscope
:走査
レーザー検眼鏡) や、 OCT (
Optical Coherence
Tomography
光干渉断層計) といった眼科
の検査機器を用いて実験していたの 、
臨床の技術も活かすことができたと思い
ます。
服部
臨床は直
されて
なかった
すね。 研究室
たか。
澤田
その独立された研究
ボの中では中規模でし
ルチェウスキー先生の研究
20人
いる非常に大きなところで、
曜と金曜にセミナーが開かれてい
それぞれの話が最先端で、 世界を見
ができました。
服部
日本人の方と っしょ 研究された
ということですが、 そのラボには他に日本
人はおられましたか。
澤田
慈恵医大から来られた先生がいて、
ほぼ同じ時期に実験や研究をさせていただ
きました。
眼科学講座 助教 澤田 修
研究課題 レチノイドサイクルに関連した網膜変性疾患の研究
研修期間 平成23年4月15日~平成24年3月22日
研修先 ケースウェスタンリザーブ大学(米国オハイオ州)
お世話になった前田先生ご夫妻と研究室メンバー
セミナーでの発表