日程
2018.09.07
全学あげての大規模な地震防災訓練を実施しました。
本学では、去る9月7日(金)に約300名の学生?教職員が参加し、湖南広域消防局南署署員及び大津市消防局東署署員立ち合いの下、10回目となる地震防災訓練を実施しました。
琵琶湖西岸断層を震源とするマグニチュード7.8、震度7の直下型地震の発生により、建物の一部が損壊、多数の負傷者等と一部の病棟では火災が発生したとの想定の中、自らの安全を確保した上で、迅速に災害時初動体制に移行するための一連の対応行動を身に付け、附属病院の患者さん、学生、教職員等の生命身体の安全確保を図るべく行動しました。
災害対策本部?病院本部では、各部署から集められた情報からトラブル等への対応指示とフォロー等に加えて、BCPに基づき各部署での災害時優先業務の進捗状況や問題点の確認及び把握を行いました。
また、学外関連機関等への緊急時の連絡通報訓練として、衛星電話により滋賀県や滋賀県医師会に被災状況及び病院の受入体制などの連絡、浜松医科大学には災害時における大学病院間の相互支援に関する協定に基づく応援要請を行った他、病院玄関では様々な症状を訴える患者役の学生や病院ボランティアがストレッチャーなどで運ばれ、治療の優先順位をつけるトリアージ訓練を本番さながらに行いました。
引き続き実施した避難訓練には、医師、看護師に加えてボランティア登録した学生が参加し、模擬患者を階段避難車(イーバックチェア)に乗せて、実際に階段を下りて病棟から避難場所へ搬送するための搬送訓練を行いました。
最後に、消防署員から今回の訓練に対する評価や今後の課題等の講評をいただき、防災意識の更なる高揚を図ることができました。
[訓練項目]
- 災害対策本部?病院本部の設置?運営
- 学内全部署の被災状況?安否確認
- 負傷者搬送
- トリアージ
- 初期消火(模擬)
- 入院患者(模擬患者)避難誘導?搬送
- ボランティア登録
- 学外への緊急時通報連絡(衛星電話使用)
- 情報収集?伝達(トランシーバー使用)
- BCPに基づく災害時優先業務進捗状況等確認 他