看護臨床教育センターでは、滋賀県の補助金による平成27年度滋賀県在宅医療に関わる人材育成事業の一環として「多職種連携共通人材育成研修」に取り組んでいます。この研修は在宅医療支援の観点から看護師、薬剤師、栄養士、歯科衛生士、介護福祉士等の多職種の方々を対象に各々の役割を理解し、共通の認識を持ち、実践能力を向上させ、病院から在宅医療への移行がスムーズに行われることを支援する事業です。
今年度は全7回の研修を予定しています。平成27年11月7日(土)9時から、「栄養?嚥下ケア」をテーマに第5回目の研修を本学医学部附属病院第4会議室において開催しました。
本学医学部附属病院リハビリテーション部の川見員令言語聴覚部門主任を講師に迎え、「在宅栄養と嚥下のケア」をテーマに「胃ろうを作るべきか?」「嚥下困難の高齢者プラン」の2事例についてグループワークを実施し、活発な意見交換が行われました。また、実際に高齢者摂食嚥下困難感の擬似体験や医療介護関連肺炎(NHCAP)予防の俳痰?呼吸介助演習を行いました。参加者からは「業務上、口腔機能維持、経口維持に関わっていることから解りやすく活用できる」「理解しやすい内容だった」等の感想があり、予定終了時間を越える質疑応答があり、有意義な研修になりました。
また、今回も高齢者だけでなく小児嚥下ケアについても聞きたいとの要望があり、今後の検討課題ととらえています。
|
|
|
グループワーク発表の様子 |
|
呼吸介助の演習 |
|
|
|
|