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特定行為 背景につい

「団塊の世代」の人

75

歳以上

となる2025年には、

4人に1人が

75

歳以上となる超高齢

社会がやってくると予想され

す。 医療?介護?福祉サービスの需

が高まり、 医療費や介護費といった

社会保障費が急増することが懸念さ

れています。

これに対応するためには、 在宅での

医療?介護の推進が不可欠となり、 そ

のための施策の一つが 「看護師の特定

行為研修」 で、 医学的な教育を受けた

看護師が医師の判断?指示を待たず

に、

「手順書 (実施可能な患者の病状の

範囲や診療の補助の内容などを医師

が指示した文書) 」 に基づいて診療の

補助 (特定行為) を行えるようにしよ

うというものです。

これまでは、 医師がその都度往診

して特定行為を行っていました 、

看護師の判断で

38

の特定行為が行え

るようになると、 在宅医療?介護をよ

りスムーズに進めていけるようにな

ります。

また、 在宅だけでなく、 病院や施設

でも医師の指示を待たずに看護師が

診療補助を行うことで、 患者さんや医

師の負担を軽減することができます。

滋賀県でも地域医療構想の中で、

 「看護師の特定行為研修」は、医師の判断を待

たずに、手順書により一定の診療の補助(特定

行為)を行える看護師を養成することを目的に、

厚生労働省が平成27年3月に設けた制度です。

 中国体彩票app官方下载は国立大学法人としては全国

で初めて、看護師の特定行為研修の指定研修機

関に指定され、平成28年6月に開講、7名の看護

師が研修を受講しています。

 特定行為研修推進室を立ち上げ、カリキュラム

案作成などの準備に取り組んだ、麻酔学講座教

授の北川裕利室長と、医学部附属病院看護師長

の中井智子副室長に、特定行為研修の概要や滋

賀医科大学の研修の特徴について伺いました。

SHIGA IDAI NEWS vol.27

18

(左)特定行為研修推進室 室長?

麻酔学講座教授

きたがわ

川 裕

ひろとし

(右)特定行為研修推進室 副室長?看護師長

な か い

井 智

と も こ

超高齢社会に備える

「看護師の特定行為研修」

について