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れを除く 究を繰り返す
Treg よ
regの数を減ら
進むことがわかりまし
また、
本学の外科学講座
と連携して、 が
ん患者さんの腹水をカラムに
ところ、 非常に効率よく腹水の中
gを減らせることがわかりました。
メリットは低価格で扱いやすいこと
吸着材は繊維を材料とするもので、 製造
コストが安く、 実用化しやすいことが最大
のメリットです。 よく似た発想 、 抗体で
Treg すが、 抗体は
く、 長期保存
困難で製作費用
す。 繊維素材なら高
取り扱いやすく、 長期
ストも抗体に比べると抑え
ます。 
抗がん剤のように投与するもの (
算) ではなく、 むしろ体内にある悪
を引き算するので、 安全性さえ確認でき
ば問題なく
使用
できることから、 開発?実
用化も短いスパンで可能です。
抗がん剤などに比べると副作用も少な
いのではないかと予測していますが、 これ
については
、 今後
臨床
試験
によって明らか
になると思います。
1回の治療で2週間くらい効果を維持
できるので、 治療の負担もそれほど大きく
ないうえ、 抗がん剤治療と併用すること
で、 抗がん剤治療の効果を上げたり、 抗が
ん剤の量を減らしたりできるのでは い
かと期待しています。
実用化で
研究ステージⅠ
26年度で
製品化する吸着材を
した後、 実用化に
向けて製造を開始する
予定です。 また、 カ
ニクイザルを使った性能と
を行っていきます。
ステージⅡでは、 体外循環吸着除
抗がん剤を加えた治療で、 抗がん剤
効果を上げる組み合わせ治療の有効性を
確認していく予定です。
そして安全性の確認を十分行ったうえ
で、 ステージⅢで治療効果の判定の臨床試
験を行って、 その後、 実用化に着手する予
定です。 
現在本学では、 世界で初めてとなるサル
のがんモデルを製作中で、 それができれば
よりヒトに近いサルで、 TGF
βおよび
Tregを除去する効果が確認でき、 実用
化に向けて弾みがつきます。
この治療法の実用化によって、 がん治療
の選択肢が広がることで、 少しでも患者さ
んに希望を持っていただけるように、 研究
を進めていきたいと考えています。
免疫抑制物質を吸着するがん治療用カラムの研究開発
*特異性が低い:この場合繊維素材を吸着材に用いると、
TGF-βやTreg以外のものを吸着したり、逆にTGF-βやTregの
吸着がもれたりするということ。
[抗体を用いた除去法との比較]
繊維素材を用いた除去法
(化学?物理修飾法)
メリット ?低価格 ?滅菌が容易
?長期使用が可能
デメリット ?特異性が低い
抗体を用いた除去法
(タンパク結合法)
メリット ?特異性が高い
デメリット ?高価 ?滅菌が困難
?有効期限が限られる
小笠原教授と寺本和雄特任講師
癌と免疫細胞(コンセプト)
癌細胞はTGF-βを分泌し、Tregを誘導
Tregはキラー細胞やNK細胞の
抗腫瘍活性を阻害
Tregの数を減らせば、
癌細胞の破壊が進む。
Treg
NK細胞
キラー細胞
キラー細胞
NK細胞
TGF-β
抗体
or
対外循環カラム
TGF-β
Treg
癌細胞
癌細胞