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滋賀県医師キャリアサポートセンターの開設について
－滋賀県への医師定着を目指して－
て、 冨永
冨永
地域や診療科
は、 県内の７医
圏は医師数が多いの
圏で勤務医が不足して
若い医師は都会の大病院志
初研修終了後の３年目からは
くると思っていましたが、 初期研
た後もそのまま都市部に残る人が増
ます。 その結果として地域偏在 顕著と
り、 滋賀県においても は多いのです
が、 それ以外の医療圏ではすべての診療科
で不足傾向にあります。
病院協会では、 県の補助をいただいて平
成
22年からドクターバンクを開設、
23年か
ら女性医師ネットワークを立ち上げ、 女性
医師の短時間勤務制度を活用しながら 潜
在医師の掘り起こしにも取り組んできまし
たが、 まだ十分成果が上がっておりません。
病院協会のドクターバンク事業 問い
合わせや応募はありますが、 医師と病院と
がうまくマッチングしているという状況で
はありません。 なんとかして地域の病院に
医師が行き渡るようになればと思うのです
が、 医師を強制配置するのではなくて、 若い
医師が研修できる体制とか、 女性であれば
子育て支援とか、 若い医師に魅力ある病院
づくりをしていくことが大事だろうという
ことで、 いろいろ努力はしておりますがま
だ十分ではありません。
地域医療の担い手として期待される総合医
三ッ浪
続いて太田先生は大学の医師臨床
教育センター長もされていますが、 研修医の
状況をど
太田
滋賀県は人口
22年
度は人口
10万人当たりの医
33位
から
35位に下がりました。
市や草津市といった都
えていますので、 均等化の
ようなシステムを、 滋賀県医
ポートセンターの中 作っていか
ならないと思っています。
平成
16年以降、 医師臨床教育センターに
関わってきましたが、 若 医師からは学生
の頃に実習でお世話になった病院に、 卒後
研修でも行きたいと言う声を多く聞きま
す。 教育と卒後研修とをシームレスに、 県内
で医師を育てていくと うことが１つの大
きなポイントではないでしょうか。 医師不
足の医療圏の病院ともしっかりリンクし
て、 行 来しながら医師を育てるシステム
を構築していくことが必要だと思います。
三ッ浪
平成
11年から学外臨床実習が始ま
り、 県内の医療機関には忙しい中、 学生を受
け入れていただいていますが、 これが卒後
研修に良い影響を与え るということで
すね。
太田
そういったと
切なファクター
で滋賀県出身者を増
この病院へ行きたいと
な、 地域に根ざした医師も
ないかと期待しています。
冨永
私たちは中国体彩票app官方下载の１年生の
期体験学習や６年生の学外臨床実習
平成16年
平成18年
平成20年
平成22年
平成24年
700
600
500
400
300
200
100
0
1,650
1,600
1,550
1,500
1,450
1,400
1,350
1,300
平成16年
1,421
平成18年
1,492
平成22年
1,527
平成24年
1,598
平成20年
1,366
滋賀県の医療圏別病院常勤医師数の推移と病院常勤医師数の推移
医療圏別病院常勤医師数の推移
病院常勤医師数の推移
（人）
（人）
大津
＋106
湖南
＋92
甲賀
＋7
東近江
＋13
湖東
△25
湖北
△14
湖西
△2
赤色の数値は
平成16年と
24年との差
出典 滋賀県「病院別診療科別医師数等の実態調査」
3,050
3,000
2,950
2,850
2,900
2,800
2,700
2,750
2,650
2,600
平成16年 平成18年
平成22年
平成20年
滋賀県の医師数
（人）
出典 厚生労働省「医師?歯科医師?薬剤師調査」