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実践を通して地域医療を学ぶ重要性を伝える
床医の一番 をもっていかに E B
M(科学的根拠に基
だが、
(患者さん中
心の医療)はもっと大事 た事があります。〝逃げな
断らない〞と
いった志向性で、誠心誠意頑張 ばならないと考えています。
学生?研修医に、地域での学びの重要性
を積極的に発信し伝えていこうと思って す。最近、地域医療に興味を持つ人が増え、 医療全体のスペクトラムが地域に向かって広 がってきたにも関わらず、 一部の学生には 「地 域医療は重要ではない」という意識があるよ うです。将来のキャリア選択に関係なく、す べての学生?研修医が地域医療について理解 を深めるべきです。また、若手医師が地域医 療を担うために大学や都市部の大病院を離れ ても、キャリアパスを損なわない柔軟な卒後 研修プログラムが今後必要と考えます。 地域連携パス、医療機能の分化と連携 を推進
急性期?回復期?維持期の病院?施設、在
宅への流れといった地域連携パスや在宅医 療の推進のために、医療機能の分化と連携を 図っていくことが必要と考えます。
東近江医療圏では、脳卒中患者について
は「三方よし研究会」等の地域連携パスの運 用により実施できる体制が整いつつあります が、他の疾患での医療機関の機能分化はまだ これからと聞いています。在宅医療について もニーズに応えるだけの体制が訪問看護ステ ーション等で整っておらず、在宅医療を提供 する体制を整備していく必要があると考えま
す。各時期 資源を補うた が連携する事が必 実践者としての経験
臨床の面では、 ①リハビリの普
ム医療の実現、 ③機能分化 ?連携 ネットワーク化 (組織化)をそれぞれ積 に推進する事を目標にしたいと考えます 附講座という枠にとらわれることなく、みん なが団結できる最大公約数の部分で力を発揮 すればいいと考えています。
また、中国体彩票app官方下载に入学したすべての学
生が、6年間ここに来てよかったと思えなけ ればなりません。行ってみようと思える医師 を増やすには、地域での魅力を伝える機会と 役割が必要です。その際に指導医側に求めら れるのは、具体的な教育手法だけでなく、自 らが実践者として活動し、学生や研修医に 自分なりの目標を設定するノウハウを教えた り、知識のみ ならず技術的 な事も伝授で き、更に将来 の向上につな がる建設的な フィードバッ クができる能 力です。これ らを獲得?発 揮できるよう に努めたいと 考 え て い ま
す。
に学生を出 こには学習目 法がなければなり 題となる今、大学の 療のための大学
言い換えれば、教育機関
しての大学の在り方が問わ す。
寄附講座のスタッフが学生教育に
って本来の地域医療を教えるという形 ているところは、国内ではまだ僅かのよ す。
「ニーズに応えられる医師が育っていな
い、またそれに応えられるようなシステムが できていない」といった問題を、今回の寄附 講座などで解決していかないと、一時的に少 し医師が増えただけでは、結局は問題の先送 りになってしまいます。
また、地域医療連携の良好な関係の構築が
重要です。我が国は急速に高齢社会を迎えた ため、従来の臓器別治療体系に基づいた医療 提供体制が、実際の医療現場との乖離を生み 機能不全を呈しています。日本では、地域医 療を支えるゼネラリストの専門医資格が最近 まで整備されてこなかった事など、地域医療 に対する取り組みは欧米に比べ
20年ほど遅れ
ているといわれています。専門医も本来は臨 床医であり、本当の臨床の専門医はすそ野で ある関連した疾患を幅広く診る、すそ野の一 次医療を担っている医師に対して指導できる 医師であると考えます。一方でゼネラリスト の方も、病院に入院した患者もある程度ケア できるというように、重なり合う事が大事で あると思います。 患者さん中心の医療を目指して
整形外科学講座の松末吉隆教授から、
「臨
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