勢多だより
(2025年3月号)

新任教員の紹介

森 康友紀 准教授/生命科学講座(化学)

森准教授

2024年12月1日付けで、生命科学講座(化学)の准教授を拝命いたしました、森 康友紀と申します。

長崎から滋賀への歩み

私は長崎の出身で、地元の長崎大学工学部応用化学科を卒業後、同大学院にて新規有機合成反応に関する研究で学位を取得しました。その後、近畿大学および九州工業大学分子工学研究所にて、機能性高分子の合成と評価に関する研究に従事しました。2022年にご縁をいただき、中国体彩票app官方下载生命科学講座(化学)の助教として着任いたしました。

研究と教育について

中国体彩票app官方下载に着任後、研究室を主宰する古荘先生のご指導のもと、医用高分子材料の研究に着手しました。優れた血液適合性と熱?機械特性を兼ね備えたベタイン含有高分子材料の開発を進めています。また、共同研究講座である分子工学研究所での研究の機会をいただき、機能性接着剤をはじめとする新しい高分子材料に関する産学連携研究を行っています。
化学は薬剤の設計?合成、診断技術や治療法の開発、分子生物学の研究など、医学の多くの分野で重要な役割を果たしています。実習や講義を通じて、学生さんが化学の知識や実験手法に加え、化学と医学の関連性についても深く理解できるよう努めていきたいと考えています。 研究と教育および大学運営業務を通じて、微力ながら大学の発展に貢献できるよう精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

過去の号はこちらに掲載しています。

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