Study on Cancer-Derived Extracellular Endoplasmic Reticulum (Exosome)
癌由来細胞外小胞体(エクソソーム)に関する研究
エクソソームは細胞外小胞体の一つで、細胞外に分泌されることで、サイトカインなどと同様に細胞間コミュニケーションに利用されていることが知られています。我々は癌由来エクソソームが癌の進展、転移に及ぼす影響について研究しています。
これまでにマウスを用いた大腸癌腹膜播種モデルで CT26大腸癌由来エクソソームが腹膜播種に対し、抑制的に作用することを報告しました。 (Anticancer Res. 2021 Mar;41(3):1327-1339)
また、エクソソームの投与により様々なサイトカインが腹腔内に誘導されることが明らかとなり、その中でも癌由来エクソソームが NK細胞からの IFNγの産生を誘導することが明らかとなりました。
癌由来エクソソームが免疫を活性化する機序についてはまだ十分に明らかではなく、機序の解明を目標に研究を行っています。
これまでにマウスを用いた大腸癌腹膜播種モデルで CT26大腸癌由来エクソソームが腹膜播種に対し、抑制的に作用することを報告しました。 (Anticancer Res. 2021 Mar;41(3):1327-1339)
また、エクソソームの投与により様々なサイトカインが腹腔内に誘導されることが明らかとなり、その中でも癌由来エクソソームが NK細胞からの IFNγの産生を誘導することが明らかとなりました。
癌由来エクソソームが免疫を活性化する機序についてはまだ十分に明らかではなく、機序の解明を目標に研究を行っています。
2018-2020 | 科研費 若手「癌由来エクソソームの自然免疫系による腹膜播種抑制メカニズムの解明」 |
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2018-2020 | 科研費若手「腹膜播種における癌細胞由来エクソソームの役割の解析」 |